水道用語リスト:水栓金具

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水栓金具
水道設備や配管システムにおける、水を制御 ・供給するための装置や部品の総称です。これは、水が出るポイントや水流の制御、温度調整などの機能を担います。水栓金具は、台所、バスルーム、洗面所、浴室、屋外など多くの場所で利用されています。
以下は一般的な水栓金具の主要な種類と機能についての説明です。
シングルハンドル蛇口(シングルレバー蛇口)
シングルハンドル蛇口は、ひとつのレバーで水の流量と温度を制御する蛇口です。レバーを左右に回すことで水温を調節し、上下に動かすことで流量を調整します。
デュアルハンドル蛇口(デュアルレバー蛇口)
デュアルハンドル蛇口は、温水と冷水の流量を独立して制御するために二つのハンドルを使用します。ひとつが温水、もうひとつが冷水を担当します。
センサー式蛇口
センサー式蛇口は、センサーが手や物体の接近を感知して自動的に水を供給するタイプです。手をかざすと水が出るため、衛生的で便利です。
シャワーヘッド
シャワーヘッドは、シャワーから水を放射する部分で、水流の形状や強さを調整して快適なシャワー体験を提供します。
浄水器付き蛇口
浄水器付き蛇口は、水道水をろ過して飲料水として安全に利用できるようにする装置を組み込んでいます。
壁付け蛇口
壁に取り付けるタイプの蛇口で、台所や浴室などの壁に取り付けられます。

これらの水栓金具は、用途や設置場所、利用者の好みに応じて選択され、適切な取り付けとメンテナンスが行われることで、効果的に水の制御や利用を可能にします。

水栓金具の衛生管理について
水栓金具の衛生管理は、使用環境や材質、手入れの頻度によって大きく左右されるが、特に公共施設や病院などでは衛生面の重要性が高いため、定期的な清掃と消毒が不可欠であり、日常的な管理を怠ると水垢やカビ、細菌の繁殖が進行し衛生リスクが高まるため、適切なメンテナンスが求められる。水道水には微量のミネラル成分が含まれており長期間放置すると蛇口の内部や吐水口周辺に白いカルシウムの固着や赤茶色の鉄錆が発生することがあり、これを放置すると水流が悪化し雑菌が繁殖する原因となるため専用の洗浄剤を用いた定期的なクリーニングが必要である。特にハンドルやレバー部分は手で直接触れる機会が多いため、細菌やウイルスが付着しやすく、感染症のリスクを抑えるためにも定期的な消毒が重要となる。近年では非接触型の自動水栓が普及し、手を触れずに水を出せるため接触感染のリスクが低減される一方で、センサー部分や吐水口の衛生管理が不十分だとカビやバクテリアが繁殖しやすくなるため定期的な清掃が不可欠である。さらに、水栓金具の内部にはパッキンやカートリッジなどの部品が使用されており、これらが劣化すると内部に雑菌が繁殖しやすくなるため適切な交換時期を見極めることが必要であり、衛生的な使用環境を維持するためには定期的な点検と清掃、必要に応じた部品交換を行うことが重要となる。