ピンホールやクラックが発生します

修理班

ピンホールで水漏れを起こすことがある

ステンレス製のシンクや流し台は頑丈で穴が開きにくいと思われがちですが長年のご使用になることによりピンホールが開いてしまったりサビによってもろくなった部分から水漏れが発生してしまうなどと言うサビが原因で不具合を発生することがあります。サビによって穴が開いてしまうリスクがどうしてもありますので知っておけばメンテナンスを怠ることもないでしょう。また、過度に漂白剤や塩素系の洗剤を使いすぎてしまうと塩素の成分によってステンレスそのものが損傷してしまうこともあります。油汚れなどをきれいに取り除く時の洗剤の使い方にも十分に注意した上でご使用することが大切ですしご使用された後には十分な水洗いをしてから仕上げとして乾いた布で拭いておくとダメージが残ることもないでしょう。シンク内で発生してしまった水漏れを放置すると被害がどんどん拡大してしまいますので台所の水回りに少しでも異変を感じたのであればできるだけ早い段階のうちの応急処置を施してください。何事もなかったかのように放置してしまうことによって知らぬ間に被害が床下にまで進行してしまうことがございます。部分的な点検をして異常が感じられなかったとしても、念のため水トラブルが起こりうる部品周りを隈なく点検しておくことをしておきましょう。
ステンレス製の流し台やシンクなどをご使用の場合には、水漏れの影響で収納庫やフロアカーペットなどが腐食してしまうことによってカビが発生し悪臭の原因となって健康を損なうリスクがあることをお忘れにならないようにしてください。

ステンレス製シンクの補修方法

ステンレス製シンクの補修方法には、以下のような方法があります。
研磨による補修
ステンレス製研磨剤を使用して表面のキズや汚れを落とします。
磨いた後に、シンクにステンレス用クリーナーを塗布し、水で洗い流します。
溶接による補修
欠けた部分を切り取り同じ大きさのステンレス板を用意します。
溶接機を使って切り取った部分に新しいステンレス板を取り付けます。
溶接後に、研磨剤を使って表面を磨きます。
穴の補修
穴の周りを研磨し穴を埋めるためのステンレス製パテを塗布します。
パテが十分に硬化した後、表面を研磨して均等に仕上げます。
ただし、DIYでの補修は技術が必要であり素人が行うと逆に損傷を招くこともあるため専門業者に依頼することをおすすめします。

ステンレス製シンクの耐久性と交換タイミングについて
ステンレス製シンクは一般的に耐久性に優れており長期間使用することができます。ただし、以下の要素を考慮して交換のタイミングを判断することが重要です。
・シンクの状態: シンクの表面に目立つ傷やへこみや変色がある場合、または錆が発生している場合は、交換の検討が必要です。これらの状態が進行するとシンクの美観や衛生面に問題が生じる可能性があります。
・水漏れや破損: シンクの接合部や排水口周辺で水漏れや破損が発生している場合は、早急な修理や交換が必要で問題が放置されると水の浸入や床下への浸水など、より大きな被害を引き起こす可能性があります。
・使用頻度と使用状況: シンクの使用頻度や使用状況によっても交換のタイミングが異なります。例えば、大家族や商業施設での使用では、シンクの摩耗や劣化が早く進む場合があります。
・メンテナンスの効果: 適切なメンテナンスを行うことでシンクの寿命を延ばすことができます。定期的な掃除やメンテナンスを行いシンクの状態を維持することが重要です。

一般的に、ステンレス製シンクの交換タイミングは、表面の傷やへこみが目立つ、錆が発生している、水漏れや破損があるなど、具体的な問題が生じた場合が適切です。また、耐久性に優れているため、適切なメンテナンスが行われている限り数十年にわたって使用することも可能です。